語彙力をつけるストラテジー


  次に語彙力をつけるストラテジーを考えてみよう。リスニング力とならんで、総合的な英語力に差がでる大きな部分である。英検1級や準1級では、大問1が語彙力そのものをダイレクトに問う問題である。どの後の長文問題についても、当然のことながら語彙力は要求される。

英検突破のためには、積極的なボキャビルが必要


 英文を読んだり、聞いたりする中で未知の単語の意味を調べて、学習していくということも大切だが、英検1級、準1級を突破するには、もっと積極的なボキャビルが必要だ。英検1級は15000語レベル、準1級でも7000語レベルの単語力が必要と言われているので、短期間で合格力を得るにはそれなりのトレーニングが必要となるわけである。

 ただ、やみくもに単語を覚えればよいというわけではない。なるべく効率的に、戦略的にボキャビルを行いたいものである。

短期集中型ボキャビルは「動詞」中心で


 時間があれば、どの品詞も隔てなく学習していくのが望ましいことは言うまでもないが、読者の多くは、なるべく短期間にボキャビルをしたいと思っているに違いない。そうであれば、「動詞」を中心に行うのが得策である。

 動詞は、文の中で中心的な概念を表出する働きがある。つまり、動詞が文全体の意味を表すと言ってもよい。また、文中の動詞の意味がわかれば、ほかに未知の語があっても推測しやすい。逆に動詞がわかならなければ、文全体の意味がまったく把握できないということは少なくない。

 この特集では、英検1級、準1級に必要な動詞のリストを紹介することにする。紙面の関係で、他の品詞は割愛するが、これだけの動詞をチェックするだけでも、かなり違ってくるはずだ。

動詞の次はイディオムだ!


 動詞の次に押させておきたいものは、イディオムである。イディオム自体は無数にあるわけではないし、英検では、しばしば出題される重要ポイントだからである。紙面の関係で具体的なイディオムのリストを示すことはできないが、関心のある読者は以下の書籍などを参考に学習を進めるとよい。

(English Express 2009年5月号特集(拙著)より)